販売士資格を“人づくり”に活用
有限会社酢屋亀本店は、善光寺門前町に店を構え、創業以来114年、伝統とのれんに培われた“門前みそ”を製造販売している。“すや亀”の3代目当主である同社代表取締役の青木茂人氏にお話を聞いた。
社員教育について
当社は、「みそ造り、人づくり、幸せづくり」が経営理念。顧客満足や地域貢献を実現し、“みそ文化の伝道者”となる、日本一のみそ屋を目指している。
当社は、社員が「3KM(※)」に基づく目標を設定して、自己管理するシステムを採用している。
※㈱土屋ホーム(北海道札幌市)創業者の土屋公三氏が開発した自己管理プログラム。「3KM」は、「個人」、「家庭」、「会社」の3つのKと、一人ひとりが「目標(Mark)」を持ち、それらを自ら「管理(Management)」し、実現に向けて「意欲(Motivation)」を引き出すことを表す「3つのM」を意味する。
そのうえで、製造部門においては、味噌製造技能士やフォークリフト運転者等の資格取得と「みそ品評会」への出場、また、販売部門においては、販売士2・3級や日商簿記2・3級の資格取得と「おもてなし販売員コンクール」や「電話応対コンクール」への出場を目標に掲げ、社員教育を行っている。
あわせて、人格および職務遂行能力の向上を図るため、社外の研修も活用している。
販売士資格取得等について
当社では、販売士3級の取得は任意であるが、販売士2級の取得が課長への昇進の条件になっている。資格取得を支援するため、会社として、販売士ハンドブックなどの教材のほか、受験料(1回のみ)および資格更新費用を支給している。
社員には、勉強をする習慣をつけてほしいと考えている。販売士を取得した社員は、自分に自信がつき、積極性が向上している。
2級販売士である本店店長の土屋芳子氏に販売士資格取得についてお聞きした。
- 販売士ハンドブックに記載されていることが、現場に直接役立っており、とても助かった。机上の理論ではないことを実感した。
- 販売士の資格を取得したことで社員が自信を持ち、生き生きと仕事をするようになり、周りにもよい影響があった。
会社概要等
会社名 | 有限会社 酢屋亀本店、店名:すや亀 |
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本社所在地 | 〒380-0845 長野県長野市西後町625 |
代表者 | 代表取締役 青木 茂人 |
従業員数 | 40人(役員3人、社員13人、パート・アルバイト24人) |
売上高 | 4億5,900万円(2014年度) |
資本金 | 1,040万円 |
創業 | 1902年2月 |
法人設立 | 1952年6月 |
事業内容 | みそ・漬物及びみそ加工品の製造、自社商品・信州名産品の小売・通信販売、自社商品を提供する食味処の営業 |
販売士有資格者数 2016年1月現在
2級3名、3級4名