公正取引委員会は17日、11月1日施行の「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」(フリーランス法)の認知度向上、違反行為の未然防止のため、7月31日までの期間を広報強化期間と位置付けた活動を開始した。イラストレーター兼漫画ブロガーのBUSON氏のオリジナルキャラクター「しきぶちゃん」とタイアップし、制度の内容を分かりやすく解説した特設サイトを開設。厚生労働省、中小企業庁と合同で全国8カ所(札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、高松、福岡)で説明会も開く。

特設サイトでは、発注事業者、フリーランスそれぞれに向けた説明動画を掲載。キャラクターを活用した「フリーランス法の理解度診断」「発注事業者向けの禁止行為『あるあるチェック』」などのコーナーも設置した。

同法は、個人として業務委託を受けるフリーランス(事業者)と企業などの発注事業者の間の取引の適正化、フリーランスの就業環境の整備を図るもので、発注事業者に対し、フリーランスに業務委託した際の取引条件の明示等を義務付けるとともに、報酬の減額や受領拒否などを禁止。就業環境を整備するため、発注事業者に対し、フリーランスの育児介護等と業務の両立に対する配慮やハラスメント行為に係る相談体制の整備等を義務付けている。

詳細は、https://www.jftc.go.jp/fllaw_limited.htmlを参照。

 

フリーランス法特設サイトhttps://www.jftc.go.jp/freelancelaw_2024/index.html