日本商工会議所と全国商工会連合会は2月7日、東京・丸の内の丸ビルホールで「リテールマーケティング(販売士)検定50周年記念フォーラム」を開催した。フォーラムには、全国各地の販売士や企業の経営者・人材育成担当者、教育関係者ら約200人が参加。来賓を代表して挨拶した日本販売士協会の大島博会長(株式会社千疋屋総本店代表取締役社長)は、「小売・流通業はもとより、多くの方に、販売士資格を知ってほしい」と述べ、販売士制度のさらなる発展に期待を表明した。
フォーラムでは、わが国マーケティング研究の第一人者である早稲田大学商学学術院の恩藏直人教授が「マーケティングの進化」と題して基調講演。続いて、株式会社リテイルサイエンス代表取締役社長・河原成昭氏が登壇し「小売業、そしてみなさんにめざしてほしいこと」をテーマに特別講演が行われた。
事例発表のセッションには、日本販売士協会登録講師で1級販売士の株式会社パナソニックマーケティングスクールの米林一郎氏、株式会社ウェルボンの小川美咲氏、一般社団法人農協流通研究所の山田和義氏の3人が登場。米林氏は販売士資格取得を目指す社員研修の成果と課題、ビジネスの現場における販売士資格の活かし方等を説明した。小川氏はEC(電子商取引)にも活きる販売士の知識とECを味方につけるヒント等について自身のビジネスの経験を踏まえ発表。山田氏はJA直売所の現状と課題に触れるとともに、2025年度に開催予定のJA職員等を対象とした販売士検定取得講座を紹介した。
【写真】左上:日販協・大島会長、左中:恩藏教授、左下:河原社長、右上:米林氏、右中:小川氏、右下:山田氏
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