公益財団法人食品等流通合理化促進機構(食流機構)はこのほど、食品ロス削減などに取り組む優良事業者などを表彰する第12回「食品産業もったいない大賞」の受賞者を決定した。農林水産大臣賞には、株式会社バローホールディングス、中部フーズ株式会社、一般社団法人日本気象協会、ソフトバンク株式会社の4者による共同実証事業「AIとビッグデータ(人流・気象データ)を活用した連携によるフードチェーン全体での食品ロス削減」が輝いた。具体的には、バロー31店舗におけるAI需要予測・自動発注の検証により、売上・利益の向上と食品廃棄削減・欠品削減などの効果があることを確認。年中行事イベントである「恵方巻」の販売では、事前予約や、個店ごとの生産量を管理し、廃棄0を達成し、ビッグデータ活用による「もったいない」へのアプローチの可能性を示したこと等が高く評価された。
農林水産省大臣官房長賞には3点(一般社団法人福岡県フードバンク協議会、株式会社流行 hayari-sausageハヤリソーセージ、株式会社ライフコーポレーション)、食品産業もったいない大賞審査委員会審査委員長賞には2点(ヨシケイ開発株式会社、築野食品工業株式会社)が決定。食品産業の持続可能な発展に向けた取り組みを表彰した。
詳細は、https://www.maff.go.jp/j/press/shokuhin/recycle/241224.htmlを参照。
食流機構https://www.ofsi.or.jp/mottainai/kekka12/