経済産業省は3月25日、2024年12月にIAEA(国際原子力機関)職員と国際専門家(アルゼンチン、英国、カナダ、韓国、中国、フランス、ベトナム、ロシア)で構成するタスクフォースが実施した、IAEAによるALPS処理水の海洋放出に関する安全性レビューミッションの報告書を公表した。IAEAの報告書取りまとめは、海洋放出開始後3回目。タスクフォースによる評価結果では、「関連する国際安全基準の要求事項と合致しないいかなる点も確認されなかった。したがって、IAEAは2023年7月4日の包括報告書に記載された安全性レビューの根幹的な結論を再確認することができる」と結論付けた。
タスクフォースの評価については、「原子力規制委員会が、ALPS処理水の放出に関する安全管理について、現地での立会いを含む包括的な検査計画を継続していることを強調した」「機器及び設備が実施計画及び関連する国際安全基準に合致した方法で設置され、運用されていることを確認した」「東京電力と日本政府から報告されたデータの正確性と信頼性について、包括的で透明性のある独立した検証を行う上で、IAEAの継続的な裏付け活動とオンサイトでの独立したテストと分析が重要であることを指摘した」等の結果を記載。今回のIAEAの報告書を受け、日本政府は、「引き続き、IAEAレビューを通じて国際安全基準に従った対策を講じ続け、海洋放出の安全確保に万全を期していきます。また、今後ともIAEAと連携し、国際社会に対して透明性が高い情報提供を行っていくとともに、ALPS処理水の海洋放出の安全性について、国内外の一層の理解を醸成していくことに努めていきます」と今後の対応を示している。
詳細は、https://www.meti.go.jp/press/2024/03/20250325003/20250325003.htmlを参照。