東京商工会議所はこのほど、「2025年度新入社員意識調査集計結果」を取りまとめ、公表した。「就職先の会社でいつまで働きたいか」という設問では、「定年まで」が24.4%となり、10年前の2015年度調査(36.3%)と比べて11.9ポイント減少。また、「チャンスがあれば転職」は25.7%となり、10年前の2015年度調査(11.6%)と比べて14.1ポイント増加した。「就職先の会社を決める際に重視したこと」については、「社風、職場の雰囲気」が最多で58.8%。次いで、「処遇面」(52.7%)、「福利厚生」(44.9%)、「事業内容」(43.1%)、「働き方改革、ワーク・ライフ・バランス」(40.4%)の順で多い結果となった。
理想の上司はどのようなことを大事にしたり重視する人かという設問では、「仕事の指導を丁寧に行うこと」が45.9%で最多。次いで、「人間関係、チームワークを重視すること」(36.3%)、「明確な理念や考えを持っていること」(33.5%)が上位を占めた。また、理想の上司のイメージに近い有名人・著名人について「芸能界・文化人」「スポーツ」「歴史上の人物」の3部門で聞いたところ、スポーツ界では、MLBロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が全部門トップの268票を集めて3年連続1位。芸能界・文化人は内村光良さん、歴史上の人物では織田信長が1位となった。
調査期間は、2025年4月1~4日。同所が実施した新入社員研修の受講者930人に実施し、回答数は857人(回答率:92.2%)だった。
詳細は、https://www.tokyo-cci.or.jp/page.jsp?id=1205795を参照。